3.おすすめバンド紹介
まず、最初に断っておくが、デスメタルは誰にでも受け入れられる音楽ではない。いくらデスメタルが好きな私でも万人受けする音楽じゃないことは百も承知なのであくまで紹介をするだけで、これらを聞いてこんなものは音楽ではない!このようなものをきいている奴らは人間ではない!等の苦情は寄せないでいただきたい。聞いてみてもデスメタルが肌に合わなかった人はあくまで私は普通の人間であったのだなーと、安心して好みの音楽を引き続き聞いて下さい。そしてデスメタルを聞く前に、ヘヴィーメタル、モダンヘヴィネス等の音楽を聞いてある程度慣れておくことをお勧めする。 まず、入門編としてへヴィーメタルを聞いている人ならすんなりとデスメタルに移行できると思われるバンドは、何度も出てきているがARCH ENEMYをすすめる。このARCH ENEMY、通算4作目になる「WAGES OF SIN」から、それまでVoをつとめたヨハン・リーヴァに代わって女性のアンジェラ・ゴッソウになった。物足りなさを指摘され批判の多かったヨハンのボイスが比較的好きだった私はVoが女性に代わると聞いて不安に思っていたのだが、実際発売された4thアルバムを聞いてそんな不安は一瞬にして吹っ飛んでしまった。明らかにVoとして、技量、声量ともにアンジェラの方が上だったからである。アンジェラはアーク・エネミーにさらに鋭さを加えた。言われなければとても女性とは思えないデスボイスだがそのエッジは彼女だからだせるものなのかもしれない。アーク・エネミーの音楽も、メロディックデスメタルと呼ばれるほど、ギターにメロディーがあり普段メタルを聞いている人間にはすぐに気に入ってもらえると思う。 さらにデスメタルに興味を持ってくれた人に是非聞いていただきたいのが、カナダのCRYPTOPSYである。その音楽を聴いてもらえれば一瞬で並大抵のテクニックの持ち主ではないことがわかっていただけるのではないだろうか?その疾走感、エッヂのきいたタイトなサウンド、深みのあるデスボイス。どれをとっても、デスメタルに求められている要素を兼ね備えている。CRYPTOPSYを聞いて第一声が「スゲー・・・」となれば、あなたは間違いなくメタル好きとして正しい。ある意味、テクニックに走りすぎてる面での批判もあるが、正真正銘デスメタルだと私は思う。アグレッシブさを兼ね備えていながらデスメタル本来のブルータルな部分を失っていないところにこのCRYPTOPSYの凄さはある。 |