緊急企画!成都国際空港の使い方!!
到着編
今回初の中国旅行で2003年2月から新規に就航したばかりの中国国際航空、成田-成都間の往復便で成都双龍国際空港を利用しました。(実際は吸収合併による中国西南航空からの引継ぎ)
この空港、事前に空港内の地図や、施設、バス乗り場などを調べようとネットや空港窓口で情報を調べるも、具体的な情報が全く情報がない!(使った人の感想くらいは少々あったかな?)という悲惨な状態。そして、何もわからないまま現地に乗り込み、大変な思いをしました。これは、情報を提供しなくては、と思い緊急企画としてこのページを作成しました。成都空港を国際線で使う予定の方は必見です。
まずは、到着ロビー側。

これは、記憶をたどって書いた簡易的な図であるわけですが、これ以上付け加えることができないのも事実…要するに、到着側は
何もないんですよっ!
そうです、両替所さえも!!
海外では田舎の空港なら両替所の一つや二つないことも当然ありますが、成都ほどの大都市の国際空港なら両替所があるのは当然と思い(営業しているかどうかは別として)、こんなこととはつゆ知らず乗り込んでしまった私…事前に情報がなかったために、機内で客室乗務員に、両替所のことを聞いて、ない!との驚愕の事実に唖然…人民元は日本の通常の銀行では扱っていない外貨。東京に1箇所、人民元に両替できる銀行があるらしいが、普通は中国国内に着いて初めて両替するもの。なのに、両替所はなし。到着したのは予定より70分遅れPM8時…銀行はもちろん開いてないので街中での両替もムリ…
この危機を救ってくれたのは、こんな事実を教えてくれたANAのキャビンアテンダントのおねぃさま。利用したのは中国国際航空だったのですが、2003年3月までヘルプのような形でANAの客室乗務員が同乗しているとのこと。
このおねーさまに200人民元を借り、入国審査を通って出口の空港職員のおじさんに話を聞くとバスも運行終了しているっ!というので、そのおじさんに市街地まで車に乗せてもらい、なんとか市内まで到着。借金から旅が始まるというなんとも、言いがたいスタートを切ってしまいました。タクシーで街中まで行くと、通常は80元くらい。言葉ができれば交渉次第だが30元〜40元くらいまで値切ることも可。バスに乗れば5元。
バスの運行時間内に到着すれば、出口を出てひたすら左に行くと国内線のターミナル(こっちはメチャメチャ綺麗で大きいっ!)があるので、そこから民航チケットセンター(市街地の中心)経由で成都火車北駅までバスは出ているようです。何時まで運行しているかはわかりません。少なくとも20時には終わってました(苦笑)
今回の旅は3人で行ったので200元で押金含めて3人が泊まれる or カードの使える宿に最初から連れて行ってもらえばよかったのですが、この日の内に重慶まで行けたら行きたかった僕達は結果的にこのおじさんを空港から長距離バスターミナル→市街地と連れまわしてしまい、疲れたおじさんは200元を要求(最初からこのつもりかもしれないけど)…断るわけにもいかず、この頃は物価の基準もよくわかっていなかったので払いました。今考えればタクシーを利用した方が安く済んだわけですが…(苦笑)まあ、勉強代とレアな経験代と思ってます。
ちなみに、その後は高級ホテルでなら24時間両替ができるとのことで、市内の5つ星ホテルへ。しかし、宿泊客しか両替は受け付けられないとのこと…まあ、これは予想ができていたものの、初日からいきなり5つ星に泊まることを余儀なくされショック。ちなみに、3人で1泊約900元。この日以降、2週間で泊まったホテルの最高価格は1泊220元…初日に最高点に登って後は下るだけという悲惨な目に。まあ、でも無星の3人で1泊150元のホテルでも全く不満はなかったんでホテル事情は比較的恵まれたのかな?
当方、2月というオフシーズンの時期なのでホテルは日本では予約せずに現地へ行ってその日に直接ホテルへ行ったり、旅行社でとったりしたのですが、このことからも初日だけは日本でお金を払って予約しておいた方が賢明かもしれません。まあ、していなくても人民元さえあればなんとかなるとは思いますが…2月後半から3月前半の時期に旅をして、ホテルの窓口で直接「没有」(部屋がない)と言われたのは1回のみ。そこも、おそらく中国の旅行社を通して予約すれば泊まれたでしょうが。
