4-4-2を分析
まずは、オーソドックスなシステムである、4-4-2の場合から説明します。(この数字は左からディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワードの順に人数を表しています。ゴールキーパーは普通システムを語る時には含めません。これから説明する図でも省略します。)
この4-4-2のシステムは、伝統的にブラジル代表が行っているシステムです。レッズはチッタ監督がいた時にはこのシステムが多かった気がします。日本代表ではジーコ監督になってからこの布陣になっています。中盤の形はここではOH2人、DH2人のBOX型になっていますが、OH1人、SH2人、DH1人で構成するダイアモンド型の中盤を形成する場合もあります。そのダイアモンド型は
3-4-3のページで解説します。
このシステムでのそれぞれの基本的な役割は、
このフォーメーションの例として、'98フランスW杯アジア最終予選第3代表決定戦の'97年ジョホールバルでのイラン戦の布陣(思い出して書いてみたので違うかも)と、2002年10月16日ジーコジャパン初戦のジャマイカ戦の布陣を書いてみました。
これから述べる2つのシステムにも共通することですが、現代サッカーでは1人が2つや3つのポジションをこなすことはあたり前になっています。またそれは1回の試合中でも言えることで、例えば、試合中にCFとOHが入れ替わったり、SHとOHが入れ替わったりすることが行われます。ですから、ここで述べるシステムはあくまでも目安のポジションであるということを断っておきます。